文化部2018 頒布文化政策白皮書的核心理念即是
「文化民主化」: 文化的主體是人民;2019 年國際
博物館協會(ICOM)大會也提出博物館「民主化」、
「包容性」及「多元聲音」等內涵。因此博物館之於
文化發展的角色,也應翻轉成為由下而上、全民參與
的文化治理模式,保障人民文化創造的自由,尊重多
元文化的多樣發展,進而實踐平等、多元、多樣的文
化公民權。
文化部が2018 年に公布した文化政策白書の核心理念は「文
化の民主化」であり、文化の主体は人々であるとしていま
す。2019 年の国際博物館会議(ICOM)に於いても博物館
の「民主化」、「包摂的」、及び「様々な声に耳を傾ける」
などが提案されました。このため、文化の発展に於ける博
物館の役割も、下から上へ全民参加の文化主体のモデルに
シフトし、人々の文化創造の自由を保障し、多元的な文化
の多様な発展を尊重することで、平等・多元・多様の文化
の公民権を実践すべきといえましょう。
本館「博物臺灣」常設展就是基於這項理念所講述的
「臺灣故事」,「人文篇」與「自然篇」各自精選本
館百年來保存臺灣本土世代相傳的重要文化資產,共
同呈現各地方真實、精彩、豐厚的人文與自然環境樣
貌,引入臺灣文化兼容並蓄的多元觀點,與當代社會
議題連結,希望能回應不同社群(族群)觀眾需求,
在展現臺灣文化價值的同時,使博物館成為促進不同
文化之間對話的交流場域。
本館常設展「博物台湾」は、まさにこのような理念に基づ
いて「台湾の物語」を伝えるものです。「人文篇」と「自
然篇」の二つのテーマの下に、それぞれ本館が百年にわた
って収蔵する、台湾に代々受け継がれてきた重要な文化資
産を選りすぐり、各地方の真実、素晴らしさ、豊かさを映
し出す文化と自然環境をご紹介します。そのなかで、台湾
文化の豊かで多様な観点と現代社会の課題を結びつけなが
ら、異なる人々(エスニシティ)のニーズに応え、台湾文
化の価値を伝えると共に、博物館を異なる文化間の対話と
交流を促す場としていきます。
惟「文化多樣性」與「生物多樣性」常被分開討論,
但其實兩者彼此關聯緊密, 因為不同的族群在自然
環境中建設家園,人類所建立的文化同時影響了環境
生態、甚至造成危機,本展希望能在當代博物館中建
立環境倫理的價值觀與行為,鼓勵大眾反思人類文化
與自然之間的關係,暨未來和諧永續發展所需盡的義
務。
「文化の多様性」と「生物の多様性」はしばしば分けて議
論されますが、実際、両者は極めて密接な関係にあります。
人々は自然環境のなかに居住地を築き、そこで発展させた
文化は同時に自然環境や生態系にも影響を及ぼし、ひいて
は危機をも引き起こしてきました。本常設展は博物館にお
いて環境倫理の価値観と行動を確立し、人々が人類の文化
と自然との間の関係を見つめ直し、協調的かつ持続的な発
展のために私たちが果たすべき義務はなんなのかを考える
きっかけとなることを期待しています。