Fejervarya limnocharis (Gravenhorst, 1829)
4~6 cmの中型のカエルで、上下の唇にW形の深い色の縦模様が入っています。はっきりとした鼓膜と顳褶があり、両目の間に深い色のV型の横斑が見えます。体の色は青灰色、褐色、あるいは深灰色に変わります。背部の個体には背中線があり、多くの不規則な棒状の突起があり、小さないぼが点在しています。腹部は白か乳黄色です。前足の上腕部には横紋があり、指先は尖っており、手のひらに突起があります。後足は短かく、横紋があり、股の内側には数多くの白い顆粒状の突起があります。内外の顆間窩も見られます。
台湾の低海拔地区に広く分布しており、草の生えた沢や水田を好み、時には田舎の排水溝などでも発見されます。カエルの繁殖期は3月から10月で春と夏がメインです。メスは1回に700~1600粒を産卵し、卵の塊が水上一面に漂うように浮遊します。オタマジャクシの体型は小型で、背面には帯状のオリーブグリーンと褐色の斑点が見られ、尻尾は胴体の二倍の長さに達します。