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ヒャッポダ

ヒャッポダ

Deinagkistrodon acutus (Gunther, 1888)
中型のヘビ類で、一般に長さ約 73~126 cm、最大で150cmに達します。体型は太目で、頭は三角形、鎌首をもたげます。体の両側には数多くの三角形の黒い斑紋があります。山地の林木の底層に生息しており、よくとぐろを巻きます。その模様は落葉と保護色となって見つかりにくく、強い攻撃性と毒性で、咬まれればすぐ死に至ります。夜から早朝にかけて活動し、6~8月にかけて産卵し、一つの巣に11~35個の卵を産みます。約3週間から1ヶ月で孵化し、子ヘビは全長約21cmくらいです。メスが卵を守ります。

台湾全島の中低海拔地区に分布しており、中国大陸の西南と東南部にも生息しています。山地やジャングルの底層で暮らしており、岩山や傾斜地に隠れています。台湾原住民のルカイ族は、ヒャッポダを崇拝の対象としており、その紋様をトーテムや彫刻、服飾に融合させて美しい工芸品にしています。