Chelonia mydas (Linnaeus, 1758)
アオウミガメは、熱帯と亜熱帯の海域に分布する大型の回遊性の海亀で、水深100-200mの水中に生息しています。主食は海草や大型の藻で、体内の脂肪に緑の色素が大量に累積されていることからこの名がつけられました。体長は約120-150cm、体重100㎏以上で、幼い亀は10-20年かけて成長します。産卵地が人類によって破壊されたことや、漁業の最中に誤って捕獲されることも多く、絶滅危惧種に指定されています。現在、台湾の澎湖望安嶼はアオウミガメの保護区として区画され、その効果に期待が集まっています。